Kobarin's Development Blog

C#やASP.NETなどについての記録です。

無料で全国の商圏を探せるサービス、「商圏検索(仮名)」リリース

『無料』で全国の商圏を探せるサイト - 商圏検索

を先日リリースしました!
商圏検索は、商圏分析をするサービスでなく、商圏を探し出すサービスです。

「商圏分析」とは

飲食店や小売店、サロン等の出店の経験がおありの方なら「商圏分析」をご存じの方もおられると思います。
貸店舗なんかを見つけたら、その周辺の市場規模や特性を調べるための調査です。
例えば「その店舗から徒歩10分以内に、人口が何人くらいいて20代の人が何人いて…」といった統計情報を調べる事で、どれだけの集客が見込めるか、店舗のターゲットとする客層にマッチしているか等を大まかに知ることが出来ます。

実際、商圏分析自体はかなり一般的になっており、ソフトやサービスを割安で提供している所や、レポートにしてくれる調査会社も多くあります。

商圏分析の欠点

非常に有用な商圏分析ですが、問題点もあります。

既に空き店舗の候補物件が幾つか見つかっている段階では、それぞれの物件で商圏分析を行い、比較検討する事が出来ます。

一方、出店場所が定まっておらず広範なエリアの中から探している段階では、商圏分析では困難であると感じるはずです。

商圏検索は「どの辺りのエリアが優良か」を見つけ出すサービス

商圏分析がどこかの地点を決めて周辺の市場規模を調べる調査であるのに対し、当サービスの商圏検索は、希望に合う商圏そのものを見つけ出すサービスです。

例えば、「北陸地方にラーメン店を出店したいが、どの辺が良いだろう?」と検討しているお店、北陸拉麺(仮名)があるとします(北陸地方は、ここでは 新潟県富山県、石川県、福井県を指す事にします)。

当然、場所が決まっていないので商圏分析では対応できません。しかし商圏検索であれば、こうした要求に応える事が出来ます。

具体例

北陸拉麺は「人口が多くて特に20-30代男性が多い場所を探したい」と考え、以下のような条件で商圏検索が出来ます。

商圏検索-「北陸地方で20-30代男性」

更に、種別の中から「駅」「小学校」「スーパー」を選択し、検索します。この種別は、予め当サービスに登録されている施設で、これらの施設を起点に事前に調査済みの商圏データに対して検索をかけることが出来ます。

ご利用は無料

利用料金はかからないため、ご自由にお使い下さい。
なお、現在試運転中であるため、今後サービス内容が変わる可能性がある事をご了承下さい。

 

jStatMapで「グラフ」を保存する方法

商圏調査等をする上でかなり有用なjStatMapですが、その機能の多さ故に初めて使うと戸惑う事も多いと思います。

jStatMapにはグラフ保存機能がない

その中で1つ、わかりづらいというか注意しなければならないのは、「グラフの保存機能がない」点です。
jStatMapの主な機能は「プロット」「エリア」「グラフ」「レポート」の4つから構成されます。その内「プロット」と「エリア」はクラウド上に保存してくれるのですが、「グラフ」は保存できません。

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ログアウトするまでは存在しますし名前変更等も可能なので一見保存してくれているのかと思いきや、ログアウトして再度ログインすると、空になってしまいます。

これでは、せっかく集計データを地図上に展開しても、毎回同じ作業を繰り返すことになり、何度もやっているうちに間違いも起きやすいです。

「エクスポート」機能でローカル保存

これを解決する方法として「エクスポート」があります。

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  1. 統計データを作成後、「グラフ」を選択してレイヤーを選択
  2. 上記の「エクスポート」ボタンを押す
  3. 「ファイル種別選択」ウィンドウが開くので「グラフファイル」を選択
  4. 「エクスポートファイルのダウンロード」ボタンが現れるので、クリック

以上で、.gsfファイルをダウンロードできます。
つまりグラフについては、ローカルで保存するという運用方法のようです。

インポート方法

次に、一度ログアウトしてから、先ほどの.gsfファイルをインポートする方法です。

  1. 先ほどのエクスポートボタンの右にある「インポート」ボタンを押す
  2. 「緯度経度リスト」「シェープファイル」「GMLファイル」「グラフファイル」の4つのボタンが現れるので、「グラフファイル」を選択
  3. 「参照」ボタンで先ほどの.gsfファイルを選択
  4. 「アップロードする」ボタンを押す

以上です。ちなみに、ファイル名がそのままレイヤー名になるので、それを踏まえてファイル名をつけておくと手間がかかりません。

容量制限の回避方法としても

なお、ローカル保存できるのは「グラフ」の他に「エリア」も可能です(プロットは不可)。
jStatMapには5MBという容量制限があるので、このローカル保存を活用すれば、プロットを除けば制限に縛られること無く使用する事ができます。

LINQPadで、ASP.NET MVCのModelを呼び出すの巻

MVCを始めて数ヶ月経ちますが、LINQ to Entitiesのテスト実行ができずに不便に感じていました。ControllerやModelで定義している場合、プロジェクトごとビルドしなくてはならず、効率的とはいえません。
ちなみにSQL Serverには、Common SQL Environmentという伝説的な便利ツールがありましたので、この中でSQLのテスト実行してから本番環境で実行していました。(8か10以降のWindowsでは正常動作しないので黒猫 SQL Studio使わせてもらっています)。

LINQ実行環境(?)、LINQPad

LINQにもテスト環境ツールってないのかね」と思い調べると、ありました。

https://www.linqpad.net/

Standard版は無料でDLできインストールも難なく終わりましたが、問題は

「既存のEntity モデルを手間なく呼び出せるか」

です。テスト実行が目的なので、出来ることなら、楽に、素早く、確実にやってしまいまいたいものです。

ASP.NET MVCサイトの指定

まずLINQPadを開いて行うのが、左ペインの「Add Connetion」です。

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「Choose data context」ウィンドウが開くと、上下に選択ボックスが分割されていますが、上段は「Build data…」にもある通り新たにコンテクストを作成する選択肢で、下段は「Use a typed data…」のとおり既存のコンテクストを選べる欄です。
当記事では既存のMVCサイトのコンテキストを使う事を想定しているため、下段の選択肢から「Entity Framework (DBContext)」を選び「Next」を押します。

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すると「Entity Framework DBContext Connection」ウィンドウが開くので、「Path to custom Assembly」欄に、ASP.NET MVCプロジェクトのdllを選択します。
私の場合は、「(Documents Root) \ Visual Studio 2015 \ Projects \ (Project Name) \ (Project Name) \ bin \ (Project Name).dll」でした。

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次にすかさず「Choose Custom Type」が現れます(私の場合はSQLServerの接続文字列が2つあったので現れましたが、1つしかなければ現れないかもしれません)。対象の方を選択して「OK」を押します。

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最後に、「Path to application config file…」の横にある「Choose」を選択し、サイト内の「web.confing」を選択します。
私の場合は、「(Documents Root) \ Visual Studio 2015 \ Projects \ (Project Name) \ (Project Name) \ web.config」でした。

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これで「OK」ボタンを押して完了です。
元の画面の左ペンに接続情報が追加されているはずです。
これでMVCサイト内と(ほぼ)同じようにLINQる事ができますね。

参考

最初なかなかわかりませんでしたが、以下のサイトを参考にさせていただきました。

Kevin LaBranche - Connecting LinqPad to Entity Framework Code First

 

ASP.NET MVC 5.2 プロジェクトへのMvcSiteMapProviderのインストール方法

通常はプロジェクトを開いてNuget Package Managerで「MvcSiteMapProvider」を検索してインストールするだけですが、ASP.NET MVC 5.2の場合依存関係(MVC5.2 and MvcSiteMapProvider 4.6.x)によりインストール出来ません。

以下のサイトを参考に、コンソールからバージョン指定することでインストール出来ました。

Breadcrumb in MVC - CodeProject

Install-package MvcSiteMapProvider.MVC<version>

 とありますが、MVC5.2(5の場合も同じだと思いますが)の場合は以下のとおりです。

Install-package MvcSiteMapProvider.MVC5

てっきりNugetで自動的に選別してくれるものと考えていましたが、そうでもないようです。

ASP.NET MVCからSQL ServerにWindows認証ログインで接続し、イニシャライザーを実行させる

Entity Frameworkではイニシャライザーを使うことで、データモデルに基づき

  • データベースの作成
  • テーブルの作成
  • レコードの初期生成

を自動実行してくれます。

まずはLocalDBでなくSQL Server接続の接続文字列を取得

Visual Studio環境であれば /app_data/~.mdf が生成されますが、これはLocalDBといい、実用上はLocalDBではなくSQL Serverへの通常接続を行います。
そこで、まずはSQL Serverへの接続文字列から生成する事になります。

以下の操作により、接続文字列を取得できます。

  1. VSの「サーバーエクスプローラー」(右上のソリューションエクスプローラーと並列に並んでいます)を選択
  2. 「データ接続」を右クリックし「接続の追加」
  3. 「データソース」の中から「Microsoft SQL Server」を選択(Microsoft SQL Server データファイルではない)
  4. 「サーバーにログオンする」から「Windows認証を使用する」
  5. ご自身のDBを選択し、テスト接続できることを確認してください
  6. 「詳細設定」ボタンを押しと現れるウィンドウの最下部に「Data Source=~」で始まる接続文字列があるので、全て選択してコピーする
  7. コピーした接続文字列を、web.configのconnectionstring内の<add~内に記載

上記までで、Windows認証によりSQL Serverへの接続ができることになりますが、今回はイニシャライザーにて「DB作成、TABLE作成、レコード生成」を行うため、権限不足です。当然、権限設定を事前に適切に行う必要があります。

ちなみに、このまで何も設定せずに「Webを発行」してブラウザからサイトを開いてみる(VSから起動するIIS Expressではない)と、イニシャライザーが実行されようとする段階でSQL Server関連のエラーが発生し、「CREATE権限がありません」といった旨のエラーが発生すると思います。

では「どのユーザー(SQLServerログイン)にどの程度の権限を与えればよいのか?」という事になりますが、この事について解説していきます。

ASP.NET実行ユーザーにCREATE権限を与える

 まず今回、以下のサイトを参考にさせて頂きました。

ASP.NET で MSSQL に Windows 認証で接続 | クリエイティブ Web

記事中には「アプリケーションプール毎にログインユーザーを作成する」とありますが、開発用マシン等の緩い環境の場合には、解説内にもある通り「BUILTIN\Users」グループに対して権限設定すれば良いと思います(アプリケーションプール毎のログインユーザーは、Usersグループに属しているため)。
操作は以下のとおり。

  1. SSMS > セキュリティ > ログイン > BUILTIN\Users
    を選択
  2. 右クリックして「プロパティ」を開く。すると「ログインのプロパティ」が現れる。
  3. 左ペインの「ページの選択」から「サーバーロール」を選択
  4. 「dbcreator」にチェックし、「OK」ボタンで閉じる

以上です。
これにて、IIS上からイニシャライザーが実行できるはずです。
実行してエラーが表示されなければ、SSMSを開いてご確認ください。データーベースが表示され、その中のテーブルがデータモデルと一致していれば成功です。

なお繰り返しになりますが、Visual Studio上から実行するIIS Expressではありません。VS上から実行しても/app_data/~.mdfが作られるだけです。

後処理

BUILTIN\Usersがずっとdbcreatorのままでは危険なので、イニシャライザーの実行後はサーバーロールから外しておきましょう。

「An error occurred while signing: Failed to sign bin\Release\XXX.exe. SignTool Error: No certificates were found that met all the given criteria.」の対処方法

Visual Studio 2015にて、旧バージョンのVSソリューションを開いてビルドした際に、標題のエラーが発生しましたので、対策をメモします。

VS2015に限った問題でなく、古いソリューションをビルドする際に起こる現象です。

事象

Visual Studioで旧バージョンのVSで作成したソリューション、または古いソリューションをビルドする際に発生すると思われます。

原因

プロジェクトの証明書が期限切れになっている事が原因のようです。

対策

証明書の期限を更新すれば良いようです。
具体的には以下の手順に沿って操作するだけです(英語版の表記)。

  1. ソリューションを開く(例:VS2005で作成したソリューションを、VS2015で開く)
  2. 「Solution Explorer」のプロジェクトを右クリックし、「Properties」を開く
  3. 「Singing」タブを開く
  4. 「Create Test Certificate..」ボタンを押す
  5. 任意のパスワードを2回入力し、「OK」ボタンを押す

以上の操作後に再度ビルドすることで、正常に実行できると思います。

参考

c# - Failing to publish a winform project - Stack Overflow

IIS10におけるrewrite.dllのインストール

前回の記事で、IISのサイトは動いたものの、Windows10にrewrite.dllがインストール出来ない問題を取り上げました。

調べたところ、同様の問題に言及している英語のフォーラムを見つけました。

Can not install rewrite module on windows 10 10041 build IIS10 : The Official Microsoft IIS Forums

この中で、Roland氏による Mar 27, 2015 12:00 PM のReplyに注目しました。
まとめると、以下の様な内容です。

  1. rewriteのインストーラーはIISのバージョンチェックをするが、このチェックでは9.99までしか機能しない(Windows10のIISはver.10)。
    同氏の推測では、アルファベット順で大小比較しているかも…との事で、つまり「10<7.0」と認識するためにチェックが正しく行われないと考えられるのです(本当だとしたら、かなりダサい仕様です)。
  2. IISのバージョン数値はレジストリで編集可能
  3. HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\InetStpにある「MajorVersion」が「a」となっているので、一度「9」にするとインストールできる(aは16進数で10を表す)。終わったらまた「a」に戻す。

つまり、非常におバカなバージョンチェックのせいで世界中の人々が苦労しているとのこと。上記Replyの後、お礼のReplyを最後に締められているので、フォーラムに関わった方々も解決したと考えて良いと思います。

私も実践したところ、確かにrewriteがインストールできました。
同様の問題で悩んでおられる方いましたら参考にして下さい(自己責任で)。